全ての組織に当てはまる最良のHRMがあるのか、そうでないのかという議論と良く似ているが少し違う論争も、HRMには存在する。正義の味方派とダークサイドの争いである。ダークサイドとは、大ヒットした映画スターウォーズのダークサイドからきた言葉だ。
正義の味方派は、HRMを会社と個人の双方の利益に貢献する有用な手法と広くとらえる。会社のビジョンやミッションをハッキリと示し、コミュニケーションを改善したり処遇をよくしたりして、従業員のコミットメントを引き出し、より満足して働いてもらう。その方が会社の業績もよくなり、株主も喜ぶ。結果的に、社会も雇用の確保という恩恵を受けることができるという訳だ。正義の味方である。