企業の組織図を時系列的に眺めてみると、海外事業の発展につれてグローバル、国際などの名称がついたものが増えていくことがみてとれるはずだ。コラムvol.39で述べた発展段階モデルの各フェーズに即して出現する典型をあげると、以下のようになる。
フェーズ1 輸出営業所、国際営業部、工場に輸出係
フェーズ2 国際事業部、○○事業部国際部
フェーズ3 ○○アメリカ(地域本社機能を持つもの)、
管理部門に○○課長グローバル担当などといった職位生まれる
フェーズ4 本社にグローバル人事部
これらは、海外事業に関係する仕事を国内部門から分けることにより専門性を高め、効率をあげようとする動きの現れである。