(この項、 金井寿宏「リーダーシップ入門」P.239〜P.242 から抜粋)
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「構造づくり」とは、リーダーの役割を明確に定義した上で、フォロワーには何が期待されているかを理解してもらう作業であり、具体的には次のような行動である。
・メンバーに自分たちに何が期待されているのか知らせる
・決まった手順がありそれに従って欲しいと伝える
・リーダーのやりたいこと、試したいアイデアについて説明する
・メンバーに具体的課題を割り当て、仕事の日程を定める
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など等。
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「配慮」とは、フォロワーを励まし元気づける行動で、具体的には
・気軽に話せるようにする
・この集団のメンバーでよかったと思えるような心配りをする
・メンバーを皆、自分と対等な人間として扱う
・変更があればあらかじめ知らせてくれる
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など等
以上二つの発見は、以後のリーダーシップ研究に大きな影響を与えることとなった。