マーシャルをしていると、いろいろなことを質問されます。トイレ、お弁当を売っている場所、帰りのバスの乗り場、などなど。しかし最も多い質問は、「今、横峰さくらはどのあたりでプレーしていますか」などの選手の居場所に関するものです。
これに答えるためには、決勝の場合は次のような計算が必要です。決勝は二人一組で7分おきにスタート、8組ごとにグルーピングされていてグループごとの間隔は10分になっています。横峰は3日目まで4アンダーで26組目のスタート。26割る8は3余り2です。従って、7掛ける7(1グループ8組だと組と組の間の数は7)の49が3グループで147分、それにグループ間隔の30分と7分(4番目のグループの2番目)を加え184分、従って横峰は1組目のスタートから3時間4分後です。1組目のスタートは8時10分ですので11時14分のスタートになります。
(実際は微調整があり11時13分、入場者に渡されるパンフレットには、決まったスタート時間が記載されているので当日はこんな計算はしなくても澄みますが、お目当ての選手を見るためには、明日何時ごろゴルフ場にいけば良いかを考えるためには必要です。予選の場合は1組3人で、間隔も短いので上記とは異なりますが、同様な理屈で計算できます)
さて、スタートした後どこにいるか?ですが、スタート時間の間隔は、「前の組が第2打を打って歩き出した後、次の組が打ち始めるまで時間」と考えられるので1ホール終了には7分プラスグリーンまで歩く時間とパッティングでおよそ15分、よってスタートから30分後には、2番ホールのグリーンいるか3番ホールにいることになります。
質問に答えるには、現在プレー中の組は誰なので、それより前の(あるいは後の)Xさんはこのあたりと計算するか、スタート時間からの経過時間を15で割って、この辺にいると類推するのですが、結構たいへんでした。
次回は、マネジメントの視点からボランティアの運営方法をながめるとどう見えるかについてお話しましょう。