イメージできないことはマネージできない。それゆえ「75歳まで働くなんてとんでもない。65歳までどうするかを考えるのも大変」などと言わずイメージしなければならない。ヒントは既にある。現在の定年退職者が何をしているかを分析、何を修正しなければならないかを考えればよい。
定年後上手くいっている人は、主体的に生き方を選択している。
大きく分けて
- 従来の仕事の延長線上の仕事をしている
- 従来の仕事とは別な分野(含む趣味)の仕事をしている
- 旅行やゴルフなどで余生を楽しんでいる
(社会参加、健康保持の目的で週1〜2回働く、もこの分類に入る)
の3つであろう。この場合、仕事はフルタイムかどうかを問わない。(3)は資金的に恵まれた人という感じを持つかもしれないが、それだけではなく地域社会に溶け込んでそれなりに楽しむというタイプもある。
組織に寄りかかって過ごしてしまい特段の専門性を育てなかった場合は、(1)から(3)の選択は難しいので、この選択の前提は、定年までに 一人親方(self employed)としての自分を確立していることになる。問題は75歳時代にはどこを修正しなければ、いけないかである。