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3Dラーニング・アソシエイツ

コーヒーブレーク(1)

 
 ニューヨーク雑感

 21世紀型人材マネジメントという難しい話を離れて、しばし肩のこらない雑談をしたいと思います。

 ペンシルバニア大学のウォートン・スクールが主催するリーダーシップ・コンフェレンスに参加すること、旧友のコズロフスキーさんが、30年勤めた日立アメリカを退職することになったので昔の仲間からの記念品をとどけること、これも昔からの友達であるワスプさんに久しぶりに会って近況報告をすることなどを目的に、6月15日から一週間アメリカにでかけました。フィラデルフィアに一泊しただけで、あとはニューヨークにいましたので、ニューヨーク、それもミッドタウンといわれるあたりの話が中心です。

 

定宿はグランドハイヤット

 ニューヨークを訪れるのは4年ぶりですが、この街はちょっと見ない間に変わってしまうので、油断が出来ません。JFK空港から急ぐ旅ではないので、グランドセントラル駅までバスで行きました。良いサービスにたいしてのチップは受け取ると書いた紙が運転席の後ろに張ってありましたが、これはチップを出さない人が増えたせい?運賃は15ドルで荷物を一つ預けたのでチップ1ドル、合計16ドルはタクシー代に比べるとだいぶ安い。
 ホテルは、ニューヨークに泊まる場合は、グランドセントラル駅の隣にあるグランドハイヤットにしています。地下鉄、バス、ハーレム・ハドソンライン等の鉄道が使えて、どこに行くのも便利だからです。それに昔勤めていたオフィスは、49丁目と50丁目のマジソンアベニューにあったので、このあたりに懐かしいお店やレストランがたくさんあるからです。
バスを降りて歩いて一分でホテル。チェックインをし、シャワーを浴びた後、時差解消のため、早速散歩に出かけました。日曜日の午後なので、マジソンも5番街もたくさんの人であふれていました。目的地はモダンアート・ミュジアム。前回来たときは、ちょうど改装中で見ることが出来なかったので、ぜひ行きたいとかねがね思っていたのです。結論は、デザイン部門が拡充されて、ロンドンのヴィクトリア・アルバートに似てきた感じがして少しがっかり。「シコルスキーのヘリコプターをここで見なくたっていいじゃん」といったところでしょうか。
 

朝ごはんがうまい、昼ごはんにも便利

 グランドハイヤットが好きな理由の一つが、42丁目を行き来する人を眺めながら美味しい朝食をとれることです。ブフェ(日本でいうバイキング)なので、好きなものが選べますが、なんといってもスクランブルエッグとベーコンに硬いパンとコーヒーが圧巻です。日本だとベーコンがカリカリ過ぎたり、柔らか過ぎたり塩味が不足したりで、スクランブルエッグやコーヒーとの平凡な組み合わせに成功しない場合が多いのですが、ここのは本当に美味しい。

クルミやカシューナッツをスプーンでごそっとすくって、ヨーグルトと一緒に食べられるのも嬉しい。時差の関係で朝ごはんのときが、一番おなかがすいているので、もちろんフルーツもいろいろいただく。チップをいれると36ドルは少し高いが、ニューヨークに来たときだけの贅沢と割り切る。

 月曜日は、5番街のバーンズ&ノーブルで本を仕入れるのが第一の目標だが、その前にマジソン街を偵察することにし、70丁目までいってみることにしました。お店をのぞきながら行きは右側、帰りは左側を歩いたら、あっという間に昼時。グランドセントラル駅に戻って地下のオイスターバーで昼ごはん。カウンターに座って生ビールにマンハッタン・クラムチャウダーを注文。大きなお皿にトマト味のスープ、クラッカーの袋が三つも付いてくるのでそれだけでお腹がいっぱい。オイスターバーにすぐいけるのもグランドハイヤットが好きな理由です。

 

Help Keep NY Moving

 石油の値段が高騰している影響のせいか、通勤にバスや電車を使う人が増えたようです。道路にもバスレーンが明示され、上記のような表示がところどころにありました。Help の後の動詞は原型、keep の後の動詞は ing形と、昔、文法で習ったことを思い出しました。でも、バス優先を表す表現として Help keep NY moving は、とても素敵な表現では?

次回はリーダーシップ・コンフェレンスの話をしましょう。

以上
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