昨年6月のWharton Leadership Conference のスピーカーの一人Kelly Martin さんは、内務省の国立公園管理部門のチーフで、Me Too 時代の先駆けとなった人だ。皆が口を閉ざしている不都合な事実を、勇気をもって議会で証言したので、” Silence Breaker “ として、タイムの‘17 Person of the year に選ばれた。講演では、女性森林消防士のパイオニアとして男社会で経験したいろいろなハラスメントを紹介、男女に関係なく「おかしいことは、おかしい」と声をあげることの重要性を強調した。
実際の業務面では、自然発生した野火は無理に消そうとせず、放置したほうが自然環境の維持に役立つし、大規模な災害も防ぐことが出来ると、国立公園管理の仕事の大切さをPR,パークレンジャーという職業を女性にも開かれたものにすることに貢献した。
彼女の議会証言以降 Me Too は大きな社会現象となったのだが、これは人事勤労担当者に新たな問題を突き付けている。