一試合ごとに強くなるためには、経験から学習できなければならない。リーダーの仕事は、経験を振り返り学んだこと(以下AH・HAと表現)は何かを、メンバーに考えさせることで、この場合は、裏方ではなく、見本となる様、先頭に立って努力しなければならない。だが、大人は子供のようには経験から学ぶことはできない。経験から創られた自分の意見、持論が、邪魔をするからだ。この問題を上手に回避するには、「学習するとは、どういうことか」を、リーダーは理解しておかなければならない。
学習とは、刺激をうけたことに反応し、行動様式が変化することだが、「この関係のことは、私が一番よく知っている。」という態度では、新しい経験をしても、行動様式は変化せず、学習はおこらない。大人が学習するのは、「ああそうか、こういうことだったのか」と感じた時である。心が動かなければならないのだ。