(株)日立総合経営研修所主催の研修会で講師を務めました。
●第1回「アカウンティングI(財務分析)」研修(12月21日(水)、22日(木)の2日間)
従来の「財務の基礎」を大幅に改訂した第1回目の研修です。
今回の会場は西新橋にある(株)日立製作所の技術研修所で、11名が参加して行われました。参加者は少なかったのですが、発言も比較的多く、まずまずの出だしであったと思います。
この研修は「アカウンティング(基礎)」の上級編という位置づけです。研修の概要は、期間2日間のうち1日目は財務諸表の復習と財務分析手法に従った演習、2日目は上場会社の財務諸表の分析・発表、優良会社と危険な会社の見分け方演習が主な内容です。できるだけ多くの実例を示して数字に慣れ、その数字の意味を読み取ることができることが必要と考え演習を多く織り込みました。
(情報掲載日:2012年1月17日(火))
■2011年10月、11月の活動状況をお知らせします。
(株)日立総合経営研修所主催の研修会で講師を務めました。
●第115回「企業診断」研修(10月3日(月)〜5日(水)の3日間のうち3日(月)、4日(火)の2日間)
今回は13名といういつもより少ない参加者で行われました。
2日目の財務分析の講義の中で、自動車3社(トヨタ、日産、ホンダ)と電機3社(日立、東芝、パナソニック)の2009年3月期から2011年3月期までの3期間の財務諸表の分析結果を示して、受講者に各社の特徴点、問題点などを指摘させる場面があります。
この分析結果を見て受講者は、初めて自動車各社と比べ電機各社が資本効率の面、財政状態の面などで苦労していることを知り、驚くと同時に、担当する仕事に新たな気持ちで取り組みたいという感想が数人の受講者から聞かれました。
●第116回「企業診断」研修(11月7日(月)〜9日(水)の3日間のうち7日(月)、8日(火)の2日間)
20名が参加して行われました。
(情報掲載日:2011年12月7日(水))
2011年4月から(株)日立総合経営研修所の研修体系が改訂され、私が講師を務めている研修の内容も10月から変わりますので、その概略をお知らせします。
1.現行の「財務の基礎」研修(3日コース)が、次のように分割されます。
(1)アカウンティング・ファイナンスI(基礎):2日コース。
内容は財務諸表、キャッシュフロー計算書、ファイナンスの基礎、即ち会計の入門編といえます。
(2)アカウンティングII(財務分析):2日コース。
内容は財務諸表の分析の基礎及び演習、事例分析などで、基礎から深く突っ込んだ部分まで幅広い内容となっています。
(3)原価計算の仕組み:1日コース。
ハード・ソフトの原価計算の基礎編で、演習を交えて行います。
私は上記(2)(3)を担当しますので、そのポイントをご紹介します。
2.「アカウンティングII(財務分析)」
ある程度財務諸表・キャッシュフロー計算書の知識があれば望ましい、初心者でも可。
1日目は
・財務諸表、キャッシュフロー計算書の復習
・財務分析の手法の講義と同時に、モデル会社のB/S、P/Lを使って各種の指標を算出し、その会社の経営状況について討論します。
2日目は
・各グループ毎に指定された上場会社1社づつ、財務諸表を分析し経営状況を判定して発表討論をします。
・優良会社と倒産の危険のある会社とでは財務諸表のどこが違うかを分析演習します。
3.「原価計算の仕組み」
ある程度の実務経験があれば充分理解できる内容で構成されている基礎編です。
・製品生産の流れ、原価計算特有の用語の解説、工場・本社営業部門で発生する費用全体の流れ
・原価計算の手順、即ち要素別原価計算、部門別原価計算、製品別原価計算
・個別原価計算、総合原価計算
・ソフトウェアの原価計算など従来の「財務の基礎」と比べると、かなり突っ込んだ内容も追加されております。
(株)日立総合経営研修所主催の研修会で講師を務めました。
●第112回「財務の基礎」研修(9月20日(火)〜22日(木)の3日間)
1.旭化成からの参加者を含めて18名が参加して行われました。
今回も営業、設計、製造など幅広い部門からの参加があり、経理・財務以外の部門に対する教育というこの研修の目的に沿って実施できたものと思います。
2.この研修は第112回を迎え10年間余続きましたが、今回をもって終了となり、10月からは従来とは違った新たな形で実施されることになりました。
そこで「財務の基礎」研修について少し過去の経過を振り返って見ることにします。なお、小泉はこの研修の講師を第7回(平成14年4月)から務めてきました。
(1)会計の基本的な知識は経理・財務部門以外の社員にも必要であるという考えのもとに「財務の基礎」研修が平成13年に企画されました。
(2)第1回は平成13年3月21日(水)〜23日(金)、12名参加で開始されました。
当時の参加希望者は期に60名弱、3回に分けて実施しましたが、このような状況が平成15年まで続きました。
(3)小泉は第7回(平成14年4月10日〜12日)からこの研修の中の2つの講座、「財務諸表の見方」と「財務分析」の講師を引き受けました。
ところが、本来、初心者が理解できるようにと企画された研修ですが、多くの専門用語が使われ、比較的高度なレベルでの講義がなされていたので、用語の意味が分からず、また、なぜそのように帳簿に記入しなければならないのかなど根本のところから理解されていませんでした。受講者の感想文にもこのようなことが書かれておりました。
(4)これを改善するべく、あらゆる項目について如何に表現すれば受講者に理解されるかを考え、テキストを作り替え、極力平易な言葉を使って解説するように心がけました。
(5)この結果、平成15年上期の受講希望者は約130名に急増、6回に分けて研修を実施し、平成15年下期以降も期に5回から6回実施してきました。そして平成22年9月に第100回を迎えましたが、それから1年後の第112回が最終回となった次第です。
「財務の基礎」研修を受講してくださった2,200名余りの皆さん及びこの研修を支えてくださったそれぞれの事業所や会社の教育担当の方々、経営研修所の皆さんに御礼申し上げます。
●第114回「企業診断」研修(9月5日(月)〜7日(水)の3日間のうち9月5日、6日の2日間))
21名が参加して行われました。
(情報掲載日:2011年10月20日(木))
(株)日立総合経営研修所主催の研修会で講師を務めました。
●第110回「財務の基礎」研修(7月27日(水)〜29日(金)の3日間)
19名が参加して行われました。この研修の2日目に「原価計算の基礎」という講義があり、今回から「ソフトウェアの原価計算」の項目を追加しました。
従来は、ハードウェアの原価計算を中心に話を進めてきましたが、ソフトウェア制作に従事する人にとっては「日常行っている業務がどのように会社の損益につながっているのか、ソフトウェアの原価計算の仕組みはどうなっているのか」などに関心が寄せられていました。そこで
(1)ソフトウェアの原価計算は、基本的にはハードウェアの原価計算と同じである
(2)製造原価は間接費(設計部門で発生する製造間接費)と直接費(外注経費など直接経費やパッケージソフト購入費など直接材料費)から成っており、これに本社・営業部門で発生する間接費(販売費及び一般管理費)が加わって総原価となり、損益計算書につながっている
という内容のものです。受講者からは「日常業務が損益計算書につながっている過程を理解できた」という感想が聞かれました。
(情報掲載日:2011年8月23日(火))
(株)日立総合経営研修所主催の研修会で講師を務めました。
●第113回「企業診断」(6月1日(水)〜3日(金)の3日間のうち1日、2日の2日間)
19名が参加して行われました。今回は情報通信部門から参加したイラン出身の方が日本語を上手く話し明るい雰囲気で、積極的に質問を出してくれましたので大いに盛り上がった研修となりました。
その中で「決算書の見方」という講座では、「順調な会社と倒産の危険がある会社とを見分ける方法」をパワーポイントにまとめて示しました。
そして引き続き行った上場会社の分析演習では、参加の皆さんはこの方法をベースに的確な分析をしていましたので、この見分け方は参加の皆さんに理解されたのではないかと感じました。
●第109回「財務の基礎」(6月8日(水)〜10日(金)の3日間)
20名が参加して行われました。
(情報掲載日:2011年7月20日(水))
(株)日立総合経営研修所主催の研修会で講師を務めました。
●第112回「企業診断」(5月16日(月)〜18日(水)の3日間のうち16日、17日の2日間)
震災の影響で、会場を品川区南大井にある同社大森研修所に移して行われました。
今回は韓国からの参加者1名を加え21名の参加です。
冒頭に、先週(5月12日)発表されたばかりの日立グループの業績を決算短信により紹介しました。昨年よりも大幅に改善されており、各参加者に安堵の表情が見られましたが、一方では、震災の影響が今後も続くことが予想される中で、手放しで喜べないと厳しい表情の参加者も見られました。
●第108回「財務の基礎」(5月24日(火)〜26日(木)の3日間)
同社大森研修所で、16名が参加して行われ、小泉は「財務諸表の見方」、「原価計算の基礎」、「財務分析」の講義と演習を担当しました。
今回は、「減価償却」をよく理解できないという声を時々聞きますので、減価償却計算がなぜ必要なのかをいつもより丁寧に解説しました。
減価償却計算は、例えば機械の購入価額を使用可能期間に配分して損益計算をしたり、機械に投資した資金を回収するために行うというものです。特に、投資した資金を回収する過程を身近な例によって順を追って説明したところ、全員が納得した様子でした。
このように理解しにくい用語などを身近な例を挙げて解説するよう心がけています。
(情報掲載日:2011年6月20日(月))
(株)日立総合経営研修所主催の研修会で講師を務めました。
●第107回「財務の基礎」(4月6日(水)〜8日(金)の3日間)
会場を同社品川キャンパスに移して、参加者11名で行われました。
震災で中断されていた研修会の再開第1回目のために参加者は通常より少なく、それだけに「会計の知識を身に付けたい!」という意欲を持った参加者が多かったように思います。
今回は講義の要領の一部を変更してみました。従来、2日目の財務分析の時間に財務諸表から各種の指標を計算し、それらが持つ意味について考えていましたが、今回は初日の夜の演習時間に各人が予めそれらを計算して、その意味を自分なりに考えることにしました。
そして当日、計算結果とそれがどのような意味を持っているのかについて参加者一人一人に発表してもらいました。これに対して他の参加者からも意見や感想などが活発に出され、いつに無く盛り上がった時間となりました。事前に指標を計算し考えることによって、それらの持つ意味を理解できたのではないかと感じました。
(情報掲載日:2011年5月12日(木))
(株)日立総合経営研修所主催の研修会で講師を務めました。
●第105回「財務の基礎」(2月23日(水)〜25日(金)の3日間)
17名が参加して行われましたが、約半数はソフト関連の事業部門或いはソフト関連の会社からの参加者でした。
そのために2日目の「原価計算の基礎」講座では、最初に、製造部門・補助部門など製品を生産するための生産体制や製品生産の流れ、賦課・配賦など原価計算特有の用語などについて解説しました。
これによって、製品が生産され完成して売られてゆく流れの中で原価が計算されるということが理解されたのではないかと思います。
参加者から「製品生産と原価計算の流れが理解できた」という感想が聞かれました。
(情報掲載日:2011年3月9日(水))
(株)日立総合経営研修所主催の研修会で講師を務めました。
●第104回「財務の基礎」(1月26日(水)〜28日(金)の3日間)
17名が参加して行われました。
(情報掲載日:2011年2月10日(木))
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