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3Dラーニング・アソシエイツ

お知らせ

3Dラーニング・アソシエイツの最新の活動状況等をお知らせします。

2019年の抱負

  明けましておめでとうございます。

  ところで皆さんは、お正月をいかがお過ごしになりましたでしょうか。私は朝8時から午後3時まで執筆、散歩を少しして夕食、という生活を余儀なくされてしまいました。理由は、2008年に出した「チームビルディングの技術」の在庫が予想以上に速く減ってきたことです。
「チームビルディングの技術」は、過去に2回増刷しています。3回目をやるか改訂版を出すか、を考えなければいけない時期に来ていまし。しかし、それはまだ先の4月以降のこと、と出版社も私も思っていたのです。それが、このままでは在庫切れを起こし、取次や本屋さんに迷惑をかけそうになったのです。そこで、出版社と打ち合わせ、出版時期を早めることになりました。現状分析の結果は、「本屋さんに届く時期から逆算すると、原稿の締め切りは、最も遅くとも2月20日、本の売れ行き次第ではさらに早める必要あり」、でした。お正月は本があまり売れないという傾向が頼りです。

  問題はどの程度改定するかです。「チームビルディングの技術」は出版してから10年を経過していますが、マネジメントの基本についての本なので、内容は少しも古くなっていません。それが今でもコンスタントに売れ続けている原因だと思います。
しかし、 事例や、説明の仕方は、読者が分かり易いよう、時代に合わせた改定を行うのが良いのは当然です。また、本の「はじめ」で、『リーダーシップ理論やキャリア論、組織論などにもとづいて、チームビルディングの技術を広い視点から解説した本が必要である』と書きましたので、リーダーシップ論や戦略論の変化も、説明の仕方に反映させる必要があります。経団連や3DLAのセミナーを通して分かってきた課長クラスの弱点を改善するのに役立つ工夫も取り入れたい。そうなるとかなり大幅な改定となります。という訳で、お正月休みは無くなってしまったのですが、これは今年のテーマを象徴していると感じます。今年のテーマは、「チームの時代」だからです。

  ‘18年のテーマは「変化への対応」でした。IOT,ビッグデータ、AIに代表される技術変化、英国のEU離脱問題、米国第一主義などによる政治情勢の「統合よりは分裂へ」の動き等に影響を受け、市場や競争条件は大きく変化することが予想されました。それで、日本でも、目的に到着するまでは終わらないという意味のジャニーが、変化に対する対策を考える時の代表的テクニカルタームになると考えました。軍事でいう、目的地に着くまでの時間、行軍速度が勝敗を左右する、というコンセプトです。

  では、’19はどうか。変化は継続し、その累積的影響はますます大きくなると思われます。このことを象徴しているのがGEの凋落です。いったいあのGEに何が起きたのか、と注目を集めています。いろいろな答えが今後出てくると思いますが、私の意見は、「GEのウェルチ以降の「選択と集中」戦略が、時代に合わなくなってきた」です。

  日本の雑誌、新聞では、やたら「選択と集中」が成長戦略として、もてはやされていますが、不確実性が高く予測が難しい時代には、何を選択したらよいかという判断が正しくない可能性が高いので、集中は危険なのです。大きな環境変化に生き延びたのは力の強い恐竜ではなく、哺乳類でした。環境変化の時代は、「選択と集中」ではなく「多数、小規模・自律・分散」が生き延びるための方策です。研究開発や新製品開発では、開発期間を短縮する目的で、多数のチームにいろいろな方策を試みさせて上手くいったものを採用する方法がとられますが、ビジネス環境の変化に、素早く対応するための施策賭としても上記の方法は採用されています。まさに現代はチームの時代になりつつあります。

そこで今年は、HRMのいろいろな部品、組織のつくり方や、処遇、人材を「育てる場」や「育てる力」について「チーム」という視点から考える年にしたいと思います。そしてそれが、将来「Aクラス人材の育成戦略」のバージョンアップするときの材料になればと考えます。HRMとチームについて、皆さんといろいろ議論できる機会をつくる努力をしたいと思います。本年もどうぞよろしく。

以上
関島康雄

(情報掲載日:2019年1月8日(火))

 

関島の活動状況

■なぜGEはおかしくなったのか(経団連フォーラム21及びグリーンフォーラム合同講座の人事交流会で挨拶)
  12月14日、「フォーラム21」29期と「グリーンフォーラム」13期合同の講座が経団連会館で開催されました。第一講座は慶応大学前野教授(システムデザイン・マネジメント研究科・院)による幸福学Happiness and well-being study の紹介、第二講座は、立石オムロン会長による企業理念による経営についての講話で、講座終了後人事交流会があり、優秀論文の表彰がおこなわれ、そこで挨拶をしました。最近CEOが1年で交代する等、GEの変調が話題になっていますが、変調の理由についてです。

  今後いろいろな分析が行われると思われますが、日本でも東芝の事件もあって、複合大企業コングロマリットという特性に関心が集まると考えられます。その事例として長年GEを研究されている中央大学の谷口教授の意見、「集権化と分権化のバランスが崩れた」という組織論的分析を紹介するとともに、「不確実性が高い時代には、GEの選択と集中戦略は不適合」という小生の意見をのべました。どちらも、企業の多角化に着目しての議論で、経営論として、大くくりに考えていますが、日本にも複合第企業はたくさんあり、同じようなことが起こる可能性が強く、留意が必要と感じていることを紹介しました。
(情報掲載日:2018年12月25日(火))

(情報掲載日:2018年12月20日(木))
(情報掲載日:2018年12月18日(火))
(情報掲載日:2018年11月21日(水))
(情報掲載日:2018年11月12日(月))
(情報掲載日:2018年10月24日(水))
(情報掲載日:2018年10月17日(水))
(情報掲載日:2018年9月28日(金))
(情報掲載日:2018年8月22日(水))
(情報掲載日:2018年8月7日(火))
(情報掲載日:2018年8月2日(木))
(情報掲載日:2018年7月25日(水))
(情報掲載日:2018年7月20日(金))
(情報掲載日:2018年6月19日(火))
(情報掲載日:2018年6月7日(木))
(情報掲載日:2018年6月1日(金))
(情報掲載日:2018年5月25日(金))
(情報掲載日:2018年5月21日(月))
(情報掲載日:2018年4月20日(金))
(情報掲載日:2018年3月28日(水))
(情報掲載日:2018年3月23日(金))
(情報掲載日:2018年2月21日(水))
(情報掲載日:2018年2月16日(金))
(情報掲載日:2018年1月31日(水))
(情報掲載日:2018年1月24日(水))
(情報掲載日:2018年1月19日(金))
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コズロフスキーの活動状況

ニューヨークでHRMに関する活動をしているKozlowskiからのレポート「Reports from New York」はコラムのページをご覧ください。

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